2024年夏に、はぐくみ母子クリニック武蔵小杉で第一子を出産しました。はぐくみ母子での出産体験を記録してみたので、産院を検討中の方の参考になればと思います!
はぐくみ母子クリニックを選んだ理由
前提として、私が産院をはぐくみ母子クリニックに決めた理由を書いておきます。
- 無痛分娩✓
- 家からタクシーで15分圏内✓
- 個室部屋✓
- 食事が美味しそう✓
- 設備が清潔で綺麗✓
ちなみに、日本医大武蔵小杉院、等々力産婦人科、新横浜母と子の病院も視野に入れて検討していました。
出産レポ①出産当日について
私は38週4日目(出産予定日の10日前)午前4時ごろ、下腹部の違和感で目が覚めて、陣痛カウントをスタートしました。最初は本当に違和感程度で、なんとなく前駆陣痛なんじゃないかと思っていました。ですが、1時間経たないうちに、重い生理痛のような痛みに変化してきて、産院に電話をしました。
電話で「産院にきてください」とのことだったので、用意していた荷物をまとめて夫とタクシーに乗り、6時25分に産院到着。産院前で夫とお別れし、私はすぐに2Fの分娩室へ案内してもらい、分娩着に着替えました。この時点で、すでに唸っていないとしんどい程度に陣痛の強みは増していました。6時40分、内診で子宮口が7、8cm開いてることが分かり、急いで先生を呼び無痛麻酔を実施することになりました。内診の直後にドバっと破水した時は焦りましたが、助産師さんは慣れた手つきで処理をしてくださりました。そこからすぐに無痛麻酔の処置を行ってもらいました。いち早く陣痛の痛みから解放されたい気持ちが強くて、麻酔が恐いとか痛いとか微塵も感じませんでしたw お産の進みが早かったので、7時45分には夫に電話して立ち合いをお願いすることに。夫は家に帰宅してから1時間くらいでまた呼びだされたため、とてもびっくりしていました。
8時半ごろ夫が立ち合いに来てくれて、助産師さんが「陣痛室でゆっくりお産を待つか」と提案してくれましたが、再び内診をしてみると子宮口はなんと全開に!!陣痛室に移動することなく、分娩台で待機となりました。私は子宮口全開と聞いてもう産む気満々でしたが、無痛麻酔を追加していたため、子宮口全開からの進み具合は遅くなり、結局いきむまで2時間くらいの時間がありました。「無痛の場合いきむタイミングが難しい?」については、助産師さんが、もうそろそろ!今!あと3回くらい!といったタイミングと、いきみ方やいきむ強度を教えてくれたので助かりました。しかし、恐れていた会陰切開は躊躇なく実行されて、大きなハサミで股はじょきっと切られてしまいました。切られている時の痛みは全くなかったです。そうして正午に無事出産することができました。うまれてきた赤ちゃんは2572gでした。
出産レポ②分娩後の過ごし方
分娩後2時間は分娩室で過ごしました。私が実際に分娩室でやって良かったことを挙げておきます。
- 体重計に乗った赤ちゃんの写真撮影
- 胎盤の写真撮影
- 夫、赤ちゃんとの3人記念撮影
- カンガルーケア
体重計に乗った赤ちゃんと胎盤の写真は、夫に撮ってもらいました。家族写真は、助産師さんに撮っていただきました。撮影のために自分用のメイク道具と鏡を持参していましたが、顔や髪を整える気持ちの余裕はなく、結局ボサボサ頭の疲れ顔の写りになりました。もし2人目を出産する機会があれば、撮影前にお直しできたら良いなと思います笑。カンガルーケアーは、体験してみたかったので産前にバースプランに記載していました。1時間くらい抱っこする人も居るようですが、私は疲労感でいっぱいだったので、10分程度で終えて赤ちゃんを預けました。夫は終始ワクワクした様子で、初めて対面する赤ちゃんの指を触ってみたり、産声を動画におさめたりしていました。私は、会陰切開の縫合と尿道カテーテルの処置をしてもらいました。出産後異常にお腹が痛く、後陣痛だと思っていたのですが、麻酔が効いて尿意が無く溜まった尿を排出できないことが要因でした。尿道カテーテルを挿入してもらったところ、数Lの尿が排出され…だいぶ楽になりました。
暫くして夫は一旦自宅へ帰宅し、私は入院部屋に車いすで向かいました。下半身の感覚が不安定で歩けなかったです。15時頃でしたが、スタッフさんがランチを温め直して用意してくださりました。あまりにも豪華で良い匂いだったので一口食べたら美味しすぎて、「痛いよぉ」と嘆きながらも完食してしまいました💦
出産レポ③入院中の過ごし方
出産当日を0日目として、5日間の入院でした。出産当日は、分娩室からお部屋に移動したのち、赤ちゃんを新生児室に預けて休息に専念しました。産後特にキツかったのは、会陰切開の傷跡といぼ痔です。会陰切開の傷跡は、痛み止めとして、ロキソニンとカロナールを処方してもらいましたが、効果は知れず痛くて椅子に座ることもできませんでした。入院4日目の診察で、痛くて涙が止まらない私をみて、本来は自然と水に溶ける糸を抜糸してもらいました。抜糸は麻酔ナシだったので痛かったですが、抜糸後は痛み止めを飲まなくても過ごせるくらい楽になりました!痔には、塗り薬と座薬をもらい、出産日の夜は助産師さんにお願いして座薬を挿入してもらいました。痔は初めての経験で、これほど痛いとは正直想像していませんでした。特に授乳の時は長時間座っている姿勢なので、とてもきつかったです。そんなこんなで、私は母体の回復を最優先したかったので、0-3日目まで夜間は赤ちゃんを預かってもらい睡眠時間を確保し、4日目のみ夜間の母子同室を希望しました。4日目は、家族宿泊ができたので、夫も部屋に宿泊をして一緒に夜通し育児を行いました。

✓共用シャワーは1時間枠の予約制
出産日の翌朝、会陰切開の傷跡の確認をした後、産後はじめてシャワーを浴びました。シャワーは1時間枠の予約制で、当日に予約をします。シャンプー、リンス、洗顔、スキンケアはMARKS&WEBのもので揃えられていました。脱衣所が狭めなので、髪の毛が長い人はヘアドライヤーを持参して、自室でゆっくり乾かしても良いかもしれません。ちなみに、シャワーで傷跡が痛むのではと恐れていましたが、案外平気でした。特別室には、自室にシャワーがあるようです。

✓個室でゆっくり家族と面会が可能
出産日の翌日に、夫が私の両親と義母を引き連れて面会に来てくれました。面会時間は15:00~18:00の間、面会者は、夫・上の子ども・両親・義両親までOKというルール。自室でゆっくり面会を楽しむことができました。持参した荷物と産院でもらう荷物、両親からの差し入れとあって、退院日の荷物が行きの倍くらいに増えていたので、入院中旦那さんが面会に来てくれるのであれば、不要な荷物は退院前に家へ持って帰ってもらうことをおすすめします。
✓安心の授乳指導と調乳指導
授乳指導は、ハンドブックの説明に沿って助産師さんの丁寧なサポートのもと進められました。横抱きやフットボール抱きなど、抱き方を変えて授乳がしやすい態勢を一緒に探ってくれました。赤ちゃんが上手く吸えなかったので、ニップルシールドの使用を提案してもらい、入院中に使いました。ニップルシールドは退院時に購入することができました。
調乳は、自室に用意されている洗浄・消毒済みの哺乳瓶、ミルク缶、電気ポットで行います。最初は助産師さんに量や作り方を教わりながら調乳するので安心でした。水は自室の水道水を使います。特定のブランドのミルク粉を使用したい場合は、ミルク缶を持ち込むこともできるそうです。※ただし、赤ちゃんを預けている間は産院のミルクで対応になります。使用済みの哺乳瓶は共用スペースの所定の場所に返却し、新しい哺乳瓶はスタッフの方が自室に補給して下さる段取りでした。
赤ちゃんの授乳、ミルク、うんち、おしっこ、起床、入眠の時間は特定の用紙に記録します。夜間など赤ちゃんを預けている間は、助産師さんが記録を残してくれるので、赤ちゃんのスケジュールの把握、連携がしやすい態勢が整っています。
✓丁寧な沐浴指導
入院中赤ちゃんの沐浴は助産師さんが行ってくれますが、沐浴指導を1回実施してくれます。夫にもシェアできるように、沐浴指導の様子をスマホで撮影することも可能でした。動画に残しておけることはとても助かりました。
✓退院日
退院当日の朝はシャワーと朝ごはんを済ませたあと、母子手帳や出生証明書を受け取ったり、1か月検診の予約確認をしました。それから入院中にかかった追加費用は退院日に支払いをしました。産院を出る前に授乳とおむつ替えを済ませて、チェックアウト。退院記念に1Fのマンタの壁の前で写真を撮ってくださいね。

出産レポ④入院中の飲食について
飲み物
出産当日は、お部屋の冷蔵庫に用意されていた500mlペットボトルの水×2本を飲みました。翌日からは、共用スペースのウォーターサーバーで空のペットボトルにお水を入れて、部屋の冷蔵庫にストックしていました。共用スペースには自販機もあるので、お水以外も買うことができます。授乳中に水分補給をしたい時、持参していたペットボトル用のストローキャップは大活躍でした。部屋に電気ポットがあるため、私はノンカフェインのティーバッグと紙コップを持って来ていましたが、毎食温かいお茶が提供されていたのと、赤ちゃんを抱っこしてホットは飲みづらかったので、出番は無かったです。
食事
朝昼夜の1日3食に加えて、15時には手作りおやつ、それから夜ご飯の時に夜食用の軽食(パンなど)を頂きました。ホテルに宿泊しているんじゃないかと勘違いするほど、味は本当に美味しくて感動ものでした。食事は決まった時間にお部屋に運ばれ、食事が終わった頃にスタッフの方がお部屋に回収に来てくれます。授乳タイミングが重なり食事を頂くのが遅くなった時は、後で回収に来てもらうか、自分でトレーを片付けるか選べたので、気兼ねなく自分のペースでご飯を食べることができました。
入院最終日の夜は、お祝いご膳を夫と一緒に頂きました。お祝いご膳を食べる間は、子は預かってもらえたので、ゆっくり食べることができました。ローストビーフや海老など、とても豪華で大変満足でした。

出産レポ⑤出産費用
無痛分娩の5日間入院でかかった総額費用は89万4000円です。
直接支払い制度を利用したため、-50万で自己負担額は39万4000円になりました。そのうち、出産前の事前支払いが36万円。残りは、無痛夜間加算、導尿処置、お祝いご膳、ロキソニンなどの投薬、ニップルシールド購入等の費用を含み、退院時の支払いが3万4,000円でした。
さいごに
私は産後2日目に、なぜかずっと涙が止まらない状況に陥っていました。様子を見にきた助産師さんが、泣いている私を見て、泣き止むまでずっと背中をさすってくれました。あの時は自分でも混乱していて、しっかりお礼を伝えることができませんでしたが、本当に感謝しています。入院中に不安を露わにできたことで、産後は家でも落ち着いて育児をすることができました。はぐくみ母子クリニックはお母さんに寄り添ってくれるとても素敵な産院なので、おすすめします!
※本ブログの記載事項は、すべて2024年8月時点の情報です。